地熱発電の仕組みと現状について
真山仁の「マグマ」を読んで地熱発電に興味が湧いていたところに、業務スーパー創業者が地熱発電に挑戦という記事を読んだので、少し調べてみました。
地熱発電の仕組み
雨が地下のマグマ近くまで浸透すると、蒸気になって地下1000m〜3000m付近に溜まる。
この蒸気が溜まっている部分を地熱貯留層と呼ぶ。
地熱貯留層の蒸気を取り出し、タービンを回すことで発電する。
地熱発電のメリット
二酸化炭素をほとんど排出せずに発電できる。
太陽や風力と違い安定して発電できる。
化石燃料のように枯渇する心配がない。
地熱発電デメリット
地熱発電に適した場所が国立公園や温泉地にあるので自然や地域産業にダメージを与える。
調査や設備の建設に時間やコストがかかる。調査から稼働までに25年以上、200億以上かかることもある。
発電効率は10%~20%であまり高くない。水蒸気の温度があまり高くないから。
有害な噴出物の処理を注意深く行う必要がある。
地熱発電の現状
発電容量は60万kwで国内発電量のわずか0.2%。
それでも原発事故以後の10年で4倍に増加している。
世界第三位の地熱資源量があり2300万kwを発電できる可能性があるが現時点では生かされていない。
日本最大の地熱発電所は?
大分県八丁原(はっちょうばる)発電所。11万kwの発電量。
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