「曲にハモリ(コーラス)を入れたいけれど、どうやって音を選べばいいか分からない…」

「なんとなく感覚でハモリを作っているけれど、時々音がぶつかって不協和音になってしまう…」

そんな悩みを抱えていませんか?

ハモリは一見、音楽理論を完璧にマスターしていないと作れないように思えますが、実はいくつかの明確な「法則」を知っていれば、誰でも簡単に美しいハモリパートを作ることができます。

今回は、最も王道で失敗しない「ハモリの作り方」を3つのステップで解説します!


1. まずは曲のスケールを確認する


ハモリを作る時に絶対に忘れてはいけないのが「その曲のスケールの音を使う」ということです。

スケールには明るい響きのメジャースケールと暗く悲しい響きのマイナースケールがあります。

曲のスケールが「ド」で始まるCメジャーの場合、使う音は「ドレミファソラシ」だけです。

スケールが「ラ」で始まるAマイナーの場合は「ラシドレミファソ」だけです。


2. 3度上でハモる


ハモリの基本は「3度上の音を重ねる」という法則です。

「3度」と言われると難しく感じるかもしれませんが、数え方はとてもシンプル。

【3度の数え方】

メロディの音を「1」として、ドレミファソラシドの階段を「3つ目」に上った音のことです。

●メロディが「ド」なら
ド(1)・レ(2)・ミ(3) = ハモリは「ミ」

●メロディが「ミ」なら
ミ(1)・ファ(2)・ソ(3) = ハモリは「ソ」

上の例は曲のスケールが「ド」で始まるメジャースケールの場合ですが、「ファ」で始まるFメジャースケールの場合、使う音は「ファ・ソ・ラ・シ♭・ド・レ・ミ」となります。

●メロディが「ファ」

ファ(1)・ソ(2)・ラ(3) = ハモリは「ラ」


●メロディが「ラ」
ラ(1)・シ♭(2)・ド(3) = ハモリは「ド」

ここで、メロディが「ソ」の場合を比べてみましょう。

●Cメジャーの曲なら3度上は普通の「シ」

●Fメジャーの曲なら3度上は「シ♭」

このように同じ「ソ」であっても、曲のスケールが違うとハモるべき音が変わります。だからこそ、ハモリを作る前には必ず「曲のキーを知る」ことが重要になってくるのです。


3. 音が濁るときは「4度上」や「5度上」に逃げる


基本は「3度上」で綺麗にハモれますが、メロディの裏で流れているコード(和音)の兼ね合いで、たまに「なんか濁って聞こえるな…」という瞬間が訪れます。

実は、メロディ音やその3度上の音が、コードを構成する音と「半音(すぐ隣の鍵盤)」で隣り合っていると、3度上では音が濁ってしまうのです。

そんなときは、以下の2つのケースのように4度上や5度上に音を逃がしてあげましょう。

ケース①:Cコード(ドミソ)でメロディが「ファ」のとき

メロディの「ファ」はコードの「ミ」と半音でぶつかっているため、3度上は避けます。
ただし、4度上の「シ」にすると、今度はコードの「ド」と半音でぶつかってしまいます。
そのため、この場合は5度上の「ド」にするのが正解です。

ケース②:Cコード(ドミソ)でメロディが「レ」のとき
3度上の音は「ファ」はコードの「ミ」と半音でぶつかってしまいます。
そのため、この場合は不協和音を避けて4度上の「ソ」にします。

ほかにも、音が濁っているときだけでなくても、「3度上ばかりだとハモリが単調になるな…」という場合、あえて4度上を取り入れることで、オシャレな響きになるケースもあります。


ハモリ作成の3ステップまとめ


  1. 曲のキーを確認する

  2. 3度上でハモれるか確認する

  3. 音が濁るときや変化をつけたいときは4度上や5度上にする