かゆみの仕組みと対策について調べてみた。



かゆみの仕組み

皮膚の表面が刺激を受けたり、体内でアレルギー反応が生じたりすると肥満細胞からヒスタミンが分泌される。

ヒスタミンが知覚神経に作用し、その刺激がかゆみとして脳に伝わる。

ヒスタミンは血管にも作用して炎症をもたらし、さらにヒスタミンや他のかゆみ物質を放出させる。

特にバリア機能が低下した乾燥肌は神経が肌表面まで伸び刺激に敏感に反応するためかゆみを生じやすい。


バリア機能が低下する原因

外的要因・・乾燥、寒さ、紫外線、体の洗いすぎ、衣服の摩擦、花粉、汗の成分

内的要因・・ストレスによる免疫低下、睡眠不足、栄養不足、加齢、内臓疾患


かゆみ対策

基本は冷やす。皮膚の温度を下げると知覚神経の興奮が鎮まる。

かきむしらない。表皮が傷つくとバリア機能が低下しさらにかゆみがひどくなる。

抗ヒスタミンの塗り薬や内服液を使用してかゆみを抑える。


ステロイドとは?

副腎で作られるホルモンを人工的に合成したもの。

抗ヒスタミンはかゆみを抑えるだけだが、ステロイドはかゆみの原因となっている炎症を抑える。

長期使用すると効かなくなったり、中止するとリバウンドすることがあり危険を伴うと言われる。



かゆみを抑えるツボ



足三里・・膝のお皿の下外側から指三本下

三陰交・・足首うちくるぶしの一番高いところから指4本上

血海・・・膝のお皿の上内側の角から指3本分上

百虫窩・・血海の上、親指1本上。足首のうちくるぶしの一番高いところから後のへこみ。

肩ぐう・・腕を真横にあげたときに肩にできる前側のくぼみ

曲池・・・ひじを曲げてできる横じわの親指側の先端