きれいなハモリを聞くと真似したくなりますよね。

ハモリの基本法則をまとめてみました。


 スケールを確認する。

スケールとは全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音で並ぶ音階のこと。

ド(C)から始まる場合はドレミファソラシドで、これをCメジャースケールという。

たいてい曲の最後の音がスケールの最初の音になる。

例えばファ(F)で終わるならFメジャースケールでファソラシ♭ドレミファになる。


 コードの構成音を確認する。

  例えば、Cコードの構成音はCEG(ドミソ)。ハモる音はこの中にある。


 ハモりたい音の3度上か下で上記①②の条件を満たすなら候補になる。

    度を数えるときはその音自体を含める。

    例えばCメジャースケールの場合、ドの3度上はミの音。

    コードがCの場合、ミはコード構成音でもあるのでドの音にハモれる。

    ちなみに6度下、4度上下、5度上下でも可能性はある。

 

 

たとえば、aikoの「カブトムシ」のサビの部分をハモリたい場合。。


 スケールの確認

曲の一番最後がミ♭の音つまりE♭で終わるのでこの曲はE♭メジャースケール。

E♭メジャースケールはミ♭ファソラ♭シ♭ドレミ♭。

ハモリの音はこの中にある。


 コードの構成音を確認する。

「すこしせ」はE♭コードで構成音はミ♭ソシ

「のたか」はFm7でファラ♭ドミ

「い」はGm7でソシ♭レファ


 3度上や下などが①②の条件満たすか考える。

「すこしせ」のソの3度上のシE♭のコード構成音なので問題なし。

「のたか」のラ♭ソラ♭3度上はドシ♭ドでシFm7に含まれないが経過音なので問題なし。

「い」のシ3度上はレでGm7の構成音なので問題なし。

 

結論:「すこしせのたかい」はシ♭シ♭シ♭シ♭ドシ♭ドレでハモれる。