イギリス文学の名作を三作品チョイスしました。

 


高慢と偏見(ジェーンオースティン作)


舞台はイギリスの田舎町ロンボーン。5人姉妹の次女エリザベスは高慢な態度のダーシーに反感を抱く。一方ダーシーはエリザベスに惹かれ始める。ダーシーへの反発を強めさせる出来事が次々起こるが、やがてエリザベスはダーシーに対する自分の偏見や誤解に気づき二人は愛し合うようになる。最初は反発している男女が少しずつ引かれていく恋愛小説の王道パターンの代表的な作品。





ヴェニスの商人(シェークスピア作)




貿易商のアントーニオは、親友のバッサーニオが美しい女相続人ポーシャと結婚するのに必要な資金を借りるための保証人になる。ところが、ユダヤ人の高利貸シャイロックは、期限以内に返済できない場合は、代わりにアントーニオの肉1ポンドをもらう、という条件を突きつける。アントーニオの財産を積んだ船が難破し返済ができなくなったため裁判が行われる。法学者に扮したポーシャが「肉は切り取っても良いが、契約書にない血を1滴でも流せば、契約違反として全財産を没収する」との判決を下したためシャイロックは仕方なく肉を切り取る事を諦める。





不思議の国のアリス(ルイス・キャロル作)




退屈なある日、少女アリスは服を着たウサギを見かける。好奇心からウサギを追いかけたアリスは穴に落ちてしまう。穴の中の不思議な世界で小さくなったり大きくなったり、裁判に掛けられたりといったいろいろな冒険をする。最後に動くトランプたちに飛びかかられるところで夢を見ていたことに気づく。