身の回りにある様々な生地のもとになる糸の種類、作り方、特徴をまとめました。


綿(コットン)


綿花からワタをとり、それを紡いで糸にする

利点:吸水性・通気性に優れている。 耐熱性にも優れアイロンをかけやすい。 肌触りがよい。

欠点:縮みやすく、シワになりやすい。



絹(シルク)


蚕が作るをお湯でほぐし繊維部分を引き出して糸にする

利点:光沢感がり、肌に優しい。

欠点:紫外線に弱く変色しやすい。耐熱温度が低い。



麻(リネン)


亜麻の茎を叩いて残った繊維部分をブラッシングした後、紡いで糸にする

利点:伸びにくく、型くずれしにくい。すぐ乾く。

欠点:変色しやすい。シワができやすい。



羊毛(ウール)


刈り取った羊の毛をよく洗って紡いで糸にする

利点:保温性に優れている。

欠点:羽毛立ちしやすい。

*カシミヤ、アルパカは「ウール」ではなく「毛」と表記される。



化繊

①再生繊維・・天然の木材から生成する。レーヨンやテンセンなど。

②合成繊維・・石油成分から生成する。ポリエステル、ナイロン、アクリルなど。


利点:シワになりにくい。洗濯しても型くずれしにくい。安価に大量生産できる。

欠点:静電気が発生しやすい。化学物質を含んでいるので肌トラブルを引き起こすことがある。