中性脂肪とは、グリセリンと3つの脂肪酸が結合してできた物質です。結合する際に、脂肪酸の酸性が中性に変わるので、「中性脂肪」と呼ばれます。

中性脂肪のできかた

脂質は…

十二指腸から分泌される脂肪分解酵素によって、脂肪酸とグリセリンに分解され小腸に吸収され、小腸壁で再び中性脂肪になる。

糖質(炭水化物)は…

消化酵素で分解されたブドウ糖が血液中に送り出され、全身の細胞に運ばれてエネルギー源となり使われなかったブドウ糖は肝臓で中性脂肪になる。

たんぱく質は…

アミノ酸に分解されグルコース(糖質)となり、肝臓で中性脂肪となる。

 

中性脂肪の必要性と危険

中性脂肪は血液中を運ばれ皮下脂肪や内臓細胞の中に蓄えられる。

エネルギーが不足すると、蓄えられた中性脂肪は脂肪酸とグリセロールに分解されエネルギー源として利用される。

しかし増えすぎると肥満、脂肪肝、糖尿病等の原因となる。

また、悪玉のLDLコレステロールの増加につながるため、動脈硬化を進め脳卒中や心臓病のリスクが高くなる。


30149mg/dlが正常値。つまり1dl(100ml)150mg(0.15g)以上だと規準越え。


中性脂肪を減らすのに効果的な食べ物

イワシやサバなどの青魚 → ドコサヘキサエン酸(DHA)が血液サラサラにする。

海藻、きのこ、野菜 食物繊維 → 中性脂肪やコレステロールの吸収妨げる。

豆腐、納豆 植物性たんぱく質 → 血液中の中性脂肪を減らす。


運動によってエネルギーを消費することも重要。