毎日何気なく使っている石けんですが、なぜ汚れを取ることができるのかその仕組みを調べてみました。


汚れを落とす仕組み

石けんの分子は片方(親水基)が水になじむ性質でもう片方(疎水基)は水に反発し油になじむ性質を持つ。

石けん分子の疎水基は油の表面を取り囲むが親水基の方は水になじむので石鹸分子に取り囲まれたまま油は水に溶け込む(乳化という)。

石けん分子のように親水基と疎水基を持つ分子でできた物質を界面活性剤という。


泡立てるのが良い理由

泡立てることにより石けん分子が界面活性作用(油と水を混ぜ合わせるはたらき)をしていることを確認できる。

また泡には汚れを対象物から浮かび上がらせ包みこむ作用もある。


石鹸の作り方

  1. 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と精製水を混ぜる。
  2. それをオイルと混ぜて撹拌し、型に入れる。
  3. 24時間保温し、さらに1ヶ月かけて乾燥、熟成させる。