化粧水などによく配合されるヒアルロン酸やコラーゲン。

その役割の違いや製造方法を調べてみました。


【ヒアルロン酸とは】

目、皮膚、関節などの細胞と細胞の間に存在するゼリー状の物質

水分を蓄え保湿性を保たせる働きをしている。

ヒアルロン酸が少なくなると右の図のようにしわになる。




製造方法

・天然製法・・・ニワトリのトサカなどから抽出

・バイオ製法・・・乳酸菌、単細胞生物、溶血性連鎖球菌により発酵


ヒアルロン酸の効能

体内のヒアルロン酸は加齢によって減少し肌のみずみずしさやハリを低下させる。しわやほうれい線にヒアルロン酸を注入すると、内側から肌を持ち上げるのでハリがよみがえりほうれい線が目立たなくなる。


ヒアルロン酸が含まれる食物

納豆、山芋、オクラ、うなぎ、ふかひれ、豚足など。



【コラーゲンとは】

目、皮膚、関節などの細胞をつなぎとめる網目状のタンパク質の繊維

肌にハリや弾力を与える。


製造方法

魚由来・・魚の骨や皮を酸素で低分子化する

動物由来・・牛の皮や骨、豚の皮、鶏の骨や足から抽出する


効能

接種したコラーゲンがそのまま皮膚や骨の組織になるわけではないが、体内で新たにコラーゲンを生み出す力を高める。結果として肌には弾力ができ、骨は丈夫になり、関節の働きが良くなる。


コラーゲンが豊富な食材

豚足、鶏の皮、手羽先、牛スジ、豚バラ肉、魚の皮、うなぎ、エビ、ふかひれ、ゼリー、プリン、杏仁豆腐。

高カロリーなのであまり多く食べないほうがよい。

コラーゲンの合成に必要な鉄分、ビタミンCを一緒に摂ると効果的。