スマホやPCで使われているリチウムイオン電池について調べてみました。

(名前は似ていますがリチウム電池とは違いますのでご注意。リチウムイオンです。)


仕組み

正極のコバルト酸リチウムが電解液によってリチウムイオンと電子に分かれリチウムイオンは電解液を通って負極の黒鉛で電線を通ってきた電子と再び結合する。このとき電子が正極から負極へ移動するので電流は電子と逆で負極から正極への向きとなる。(充電

逆に負極からリチウムイオンが正極に向かうとき電子は導線を通って負極から正極へ向かう。このとき電流は電子の向きと逆で正極から負極へ向かうことになるので電気が使用できる。(放電




優れている理由

負極での化学反応が起きず、安全。

正極にコバルト酸リチウムを用いることで約4Vと高い起電力を得られる。

劣化が少なく、急速な充放電が可能で、蓄電状態を長期間安定的に保存できる。


スマホのさしっぱなしは危険?

さしっぱなしにしても過充電になる危険性はない。スマホの充電は、端末側が要求することで充電器側が要求された分の電力を送電するといった仕組みになっている。スマホのバッテリーは80%までは早いスピードで充電される。それ以上になると充電スピードが遅くなり、100%に達すると電力の要求が止まるため過充電にならない。

ただし熱により劣化が早まるのでさしっぱなしや充電しながらの使用はできるだけ控えた方が良い。