iPS細胞について基本的な情報をまとめてみました。


iPS細胞とは?

一言で言えば「何にでもなれる、若返った細胞」。

特殊な遺伝子を導入することで、受精卵のように体のどんな組織や臓器にもなれる能力を取り戻した細胞のこと。


どうやって生成するか
  1. 細胞を採取: 患者さんの皮膚や血液などの細胞を取り出します。

  2. 遺伝子を注入: その細胞に「山中因子」と呼ばれる4種類の遺伝子を入れる。

  3. 初期化: 数週間培養すると細胞が「リセット」され、iPS細胞が誕生します。


どんな可能性があるか
  • 再生医療: 病気やケガで失われた臓器・組織(心臓、神経、目など)を、自分の細胞から作った新しいパーツで置き換える。

  • 新薬の開発: 患者さんの細胞から作ったiPS細胞で病気の状態を再現し、どの薬が効くかを安全にテストする。

  • 難病の解明: 原因不明の病気がどうやって進むのかを、体外で観察して突き止める。


現状は?
目(網膜)・・世界で最初に移植が行われ、安全性が確認されています。

心臓・・重い心不全の患者に、iPS細胞から作った「心筋シート」を貼る治療が行われています。

パーキンソン病・・脳に神経細胞を移植する治験が進んでいます。