毎年やってきて様々な被害をもたらす台風。

台風は一体どのようにして発生するのだろうか?



発生の仕組み

熱帯の海は、太陽の日差しを受けて水温が高い。

そのため水蒸気は上昇し、冷たい上空で水滴となり雲を作る。

水蒸気(気体)が水滴(液体)になると熱を発生するため、空気が暖まり上昇気流がさらに強くなる。

上昇した分、周囲からさらに空気が流れ込む。

その際地球の自転の影響で、左回りの渦が生じる。

こうして生じた熱帯低気圧がさらに発達し、風速が17/s以上になると「台風」となる。


移動経路

太平洋で発生後、貿易風により西へ、太平洋高気圧の外辺に沿いつつ北上し、偏西風で東へ変更。



太平洋高気圧が弱まる8月や9月は、日本列島を直撃するコースになることが多い。




過去の台風の記録


中心気圧が最も低かった台風・・第二室戸台風(1961年)925hpa(ヘクトパスカル)

*ヘクトパスカルとは・・通常の状態を表す1気圧は約1,013hPaで、それより低いと低気圧。気圧が低いほど台風の勢力は強い。


最大風速の台風・・台風23号(1965年)69.8m/s 

*最大風速は10分間の平均風速の最大値。瞬間最大風速では1966年宮古島の83.5m/sが最大。