有名な日本画について調べてみました。


葛飾北斎

富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)~神奈川沖浪浦(かながわおきなみうら)

激しい荒波、波にのまれる三艘の舟、遠くに佇む富士山、それらが一体となって動と静を封じ込めた見事な構図になっている。躍動感あふれる波の部分は北斎が愛したプルシアンブルーと呼ばれる藍色が用いられている。




東洲斎写楽

三世大谷鬼次の奴江戸兵衛(さんせいおおたにおにじのやっこえどべえ)

お芝居『恋女房染分手綱』の登場人物・江戸兵衛を描いたもの。大きな顔に対して手が小さく描かれており、吊り上がった目と眉、キリリとつぐまれた口が特徴的。雲母摺(きらずり)と呼ばれる技法で背景をキラキラさせ役者を効果的に引き立たせている。




歌川広重(安藤広重)

東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)~日本橋、朝の景(にほんばしあさのけい)

日本橋から京師(京都)にいたる東海道を宿場ごとに描いたもので、街道風景や旅人の様子を細かく描写されている。四季の変化や晴、雨、雪、霧、風などの変化等を巧みに盛り込んでいる。最初の日本橋と最後の京都を入れると55枚の絵になる。