生きていくために欠かせない水。

もしもの時のために、真水を作る方法を調べてみました。


身近な方法

朝露・・足にタオルを巻いて朝露のついた草の中を数十分間歩き、タオルを絞る。


雨水・・降りはじめではなく本降りになってからの雨水をためて煮沸する。


川の水・・底を開口したペットボトルを逆向きにし、小石、炭、砂、ハンカチの順に入れて簡易浄水器を作る。濾過した水を煮沸する。


海水・・鍋に海水を入れ、中央にコップを置く。海水はコップの縁より下。濡れたタオルで鍋に蓋をし火にかける。蒸発した水分がタオルに付着するのでそれを絞りさらに煮沸する。



大規模施設で実用化されている方法


①蒸留法

海水を熱して蒸発させ再び冷やして真水にする、つまり蒸留する。




②逆浸透法

海水と純水の間に浸透膜を設置し海水側に圧力をかけて淡水を漉し出す。



飲用する場合はさらに塩素消毒などにより殺菌する必要がある。

また海水から作られた水は、陸上の淡水と比べて溶け込んでいる物質の組成が大きく異なるため不味い。このためミネラル分を添加するなどして味を調整する必要がある。

 

海水淡水化の問題点

海水の処理には膨大な量のエネルギーが必要であるため二酸化炭素排出が増える。

淡水化から生じる主要な副産物であるブライン(高濃度の塩水)が海に戻されると生態系に混乱をもたらす。