世界遺産の本当の良さは実際に行ってみないとなかなか分からないですよね。

私自身が実際に行くことができた数少ない世界遺産をご紹介します。


 

プラハの歴史地区(チェコ)




中世にタイムスリップしたかのような深い趣のある石畳の街並み。

「百塔の街」の異名にふさわしくたくさんの尖塔が立ち並ぶ。

歴史的文化的に価値があるとされる建物は1540に及ぶという。

14世紀半ばの神聖ローマ帝国カール4世の時代には首都となりヨーロッパで最も繁栄した都市になる。

「ミッションインポッシブル」や「のだめカンタービレ」などのロケ地としても使われた。

見所は30の聖人像が立ち並ぶカレル橋や定刻になると12使徒が現れる天文時計など。


 

ヴェルサイユ宮殿(フランス)




豪華絢爛な宮殿と美しく広大な庭園に圧倒される。

敷地面積は約800ヘクタールで、東京ドーム170個分以上。

1682年フランスのルイ14世が建てた宮殿。1624年にルイ13世が建てた狩猟用の館が基礎になっている。

フランス革命後荒れ果てていくが19世紀初頭からナポレオンなどが改修し、ルイ・フィリップ国王が美術館として開館させる。

第一次世界大戦後には「鏡の間」でドイツとの講和条約が結ばれた。


 

アンコールワット(カンボジア)



カンボジアの国旗に描かれるほど国を代表する建造物。

12世紀前半に、スーリヤヴァルマン2世によって建てられた。

ヒンドゥー教寺院なので壁画や建物のモチーフの多くにはヒンドゥー教の神々や神話に登場する生き物などが用いられる。

大きさは東西に1300m、南北に1500m1692年森本一房が十字回廊の右側の柱に落書きを残したが、現在は上から墨で塗り潰されている。